茶入 もう一つの美術史特別出品 本阿弥光悦作 国宝「白楽茶碗 銘 不二山」

諏訪市 サンリツ服部美術館 TEL.0266-57-3311

開催期間:2014年9月11日(木)~2015年1月31日(土)(会期延長)

抹茶を入れる小さな壺、茶入(ちゃいれ)。中国では薬などを入れる容器だったものを、日本で茶入として使用するようになり、茶の湯の隆盛、需要の増加にともない、瀬戸を中心に国産の茶入の制作が始まった。
今展では、中国・南宋時代の唐物茶入2点(いずれも重要美術品)、桃山〜江戸時代の瀬戸茶入、瀬戸以外の窯、備前、伊部、丹波、高取、京焼の茶入など、館蔵の茶入全15点を展示し、茶入の造形と鑑賞の歴史を紹介する。特別出品の国宝・本阿弥光悦作《白楽茶碗 銘 不二山》や棗などの茶道具を加え、全22点を公開。
「服部一郎コレクション 近現代絵画展 顔 歩みだした個の表現」(2015年4月19日(日)まで)を同時開催している。